【Movies】美しく恐ろしい映画 5選【Monday】

今回の記事では、なんとも美しく恐ろしい映画5本を集めました。

何度も見直すことはできない作品たちです。なぜか?それは最後まで映画を見れば分かります。しかし、残酷さの中にある、どこまでも吸い込まれるような映像美と音楽に惹かれて、きっとまたいつか見たくなることでしょう。

 

1.  パンズ・ラビリンス/ Pan’s Labyrinth (2006)
IMDb: 8.2

©️ Telecinco Cinema
Estudios Picasso
Tequila Gang
Esperanto Filmoj
Sententia Entertainment

特殊メイクによるリアルなキャラクターの存在感と独特の雰囲気を生み出すギレルモ・デル・トロ監督の作品です。スペイン内戦中の残酷な現実と、主人公の少女オフェリアの前に展開される非現実過ぎるおときばなしの世界。そのギャップが起こる度、頭を打ち付けられるような感覚に陥るダーク・ファンタジーです。音楽も素晴らしく、映像にマッチした子守唄を聞いたら、観賞後も当分、心のトンネルの中で鳴り続けるでしょう。(映像のショック度:★★★☆☆)

2. 僕のエリ 200歳の少女/ Let the Right One In (2008)
IMDb: 7.9

©️ EFTI
Filmpool Nord
Sveriges Television

この映画はスウェーデンの大ヒット小説『MORSE -モールス-』を原作とした繊細さと恐ろしさを兼ね備えたヴァンパイア映画です。なぜか分かりませんが、筆者が初めてこの映画を鑑賞したときには、なにか自分事のような気がして息が苦しくなったのを覚えています。学校でいじめられ、毎日に嫌気がさしていた12歳の少年の隣に、不気味でもどこか惹かれる少女が引っ越してきます。 大きく三色で構成されたシンプルな映像のなかに隠される、どこまでも深く恐ろしい真実を探してください。観賞後はご自身の推測を疑ってみるのもこの映画の楽しみ方かもしれません。 (※映像のショック度:★★★★☆)

3. イノセント・ガーデン/Stoker (2013)
IMDb: 6.8

©️ Indian Paintbrush
Scott Free Productions

この映画の計算し尽くされた美しさにどこか恐怖を抱くはずです。繊細な感受性を持つ主人公イ ンディアが、18歳の誕生日に良き理解者であった父を失います。そこへ、ずっと姿を消していた 叔父が突然葬儀に現れ、一緒に屋敷で暮らすことに。しかし、それから起こる悪夢がインディアの目を覚めさせる…。個人的にこの映画は、主要人物たちの感情があまりにもヴェールに包まれて いるためか、こちら側の感情が揺さぶられることは比較的ありませんでした。それよりもストー リーの展開に息をのみ、緩やかなクラシック音楽と美しい登場人物たちに目を奪われて、理屈で 説明しようのない残酷な映像を受け入れることしかできない。それがすべて美しいのです。(映像 のショック度:★★☆☆☆)
The Millennialsでは、別記事でも特集しています。

4. ザ・セル/ The Cell (2000)
IMDb: 6.3

©️ Radical Media

ターセム・シン監督によって製作された作品です。この映画は、筆者が子供の頃に見たあまりにもグロテスクな「内臓を棒に巻き付けるシーン」が忘れられず、ずっと探していた映画です。異常連続殺人犯が拉致した女性の監禁場所を探り出すため、FBIからの依頼を受ける心理学者のキャサリン。彼女が患者の治療に使っている最先端技術をもって、犯人の精神世界に入り込むという斬新なサイコサスペンスホラー映画です。舞台が犯人の頭の中ということで、犯人を作り上げるすべてのものが恐ろしくも芸術的に表現されています。(映像のショック度:★★★★★)

 

5. ダンサー・イン・ザ・ダーク/ Dancer in the Dark (2000)
IMDb: 8.0

©️ Zentropa Entertainments
Canal+
FilmFour
France 3 Cinéma

ラストが衝撃的で後味が最悪な映画としても選ばれています。が、それだけ感情移入させられる映画であることは間違いないでしょう。ドキュメンタリータッチのカメラワークも、鑑賞者をより 一層映画に引き込み、感情的にさせる罠となるのかもしれません。ミュージカルが生き甲斐の主人公セルマに失明、貧困、裏切りなどの不幸が起こる度、すべての音が音楽に変わり、彼女の歌とダンスによる美しく哀しい夢想の世界が始まるミュージカル映画です。人間の親切さの先にある傲慢さがなんとも救いようのない作品でした。(映像のショック度:★★★★★)

〈おまけ 2選〉

おまけで、既に上記でも紹介した監督の作品のうち、恐ろしさよりも美しさが際立った筆者お勧めの映画を2本紹介します。精神的にきたあとのデザートにどうぞ。

●シェイプ・オブ・ウォーター/ The Shape of Water (2017)
IMDb: 7.8

©️ TSG Entertainment
Double Dare You Productions

本記事1番のパンズ・ラビリンスでも紹介したギレルモ・デル・トロ監督の作品です。これ予告見てく ださい。本当に良くできてます。声を失った孤独な女性イライザと海で発見された「彼」のファンタジー・ロマンス映画です。筆者の見た感想としては二人の距離が縮まるテンポさには違和感を覚えましたが、それ以外は言葉が話せない者同士が生み出す美しい世界観と、面白いストーリー展開を持ち合わせた、好きなファンタジー映画の1つでした。(※アメリカでは、R18の作品です。ハッピーエンドだったので勝手にデザートのカテゴリーに入れましたが、いろいろと刺激が強いかもしれません。苦手な方は下の映画がお勧めです。)

●落下の王国/ The Fall (2006)
IMDb: 7.8

©️ Radical Media
Absolute Entertainment

そしてなんと、私が忘れられずに探していた映画もう1つも同じくターセム・シン監督の作品でした。この映画は私が最も美しいと思える映画です。CGなしだなんて考えられません。構想に26年間を費やし、24カ国以上の国々での撮影を経て完成した素晴らしい作品です。

いかがでしたか? この記事を書いていて気づきましたが、どの映画でもヒロインが純粋なのですね。それがより一層、彼らの周りで起こる恐ろしい出来事を際立たせているのかも知れません。これらの映画を見 ていると、美しく張られたあまりにも薄い膜の上を歩いている間に理性をめためたにされて、最後にはそのずっと下にある闇に落ちていくような感覚になります。しかし、同時にそれがどこか心地のよいものでもあるのは人間の恐ろしいところなのでしょうか。

美しくディープな哀愁に浸りたくなった時にいかがですか?軽い気持ちで見るのは絶対お勧めし ません。それでは引き続き映画観賞をお楽しみください: )

Sofa

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