【Witty】持続可能型社会への道も 1歩から – Pavegen【Wednesday】

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持続可能型社会は、まずインフラ整備から始まります。電力に依存している私たち人間が、毎日歩く道路を使い発電出来たら素晴らしいと思いませんか?今回の記事では、それを可能にしたイギリスの企業 Pavegenを紹介します。記事の最後にはインタビューも!お見逃しなく。

エネルギーは人類が生き延びるために必須なものの1つ。水・食料並みに大切です。エネルギーがなくては携帯もパソコンも、家電も公共サービスも何もかも動きません。巷では再生可能エネルギーが、従来ある発電方式の代替として取り上げられますが、今回紹介するのは、人の歩行を利用した道路型発電パネル Pavegenです。そんな画期的なシステムを開発した企業にThe Millennials™️が独占インタビュー。その裏側に迫ります。

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エネルギー: 「歩いて」生み出す時代へ

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文字通りスマートシティへの第一歩であるこのPavegenは、「高機能カスタムフローリング」という名前の歩行用タイルです。人々がその上を歩行すると、踏み込んだその力が電磁誘導という現象を引き起こし、発電を可能にします。

また、歩行データは、リアルタイムで配信。どのような人がタイルの上を歩いたのかについてのデータを収集・更新し、常に最新の情報を発信し続けます。

キーワードはデータ・床・発電

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Pavegen社は、公共の電気会社ではありません。民間の会社です。そのため、顧客に寄り添って、きめ細かで自由なサービスを提供できます。Pavegenを歩行し、アプリに接続することによって、一歩一歩がなんと仮想通貨に換金されます。例えば、発電したエネルギーを何に使うのか、や、タイルの上をある一定回数歩いたら何か特典を与えたりなど。
エネルギーをある種の通貨としてみなし、ユニークな発想で人々と自社製品を繋げているのです。
肝心のタイルそのものですが、安全性はもちろんそのデザインもシンプルで美しいものとなっています。滑りにくく、屋外でも屋内でも場所を選ばず設置可能な点が普及に貢献するのではないでしょうか。タイルの表面もカスタマイズ可能なので、広告としても使用できます。
発電された電力は街灯に使用することで無駄なく利用できます。

世界各地で設置が進行中

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(画像は2012年オリンピックの際のインスタレーション)

そんなスマートフローリングですが、世界各地に設置されています。(日本はなんでもかんでも導入が遅いので、設置されていないようです)
ヨーロッパでは、イギリス・フランス、その他、南アフリカやカザフスタンにまで、多様な地域、多様な床に配置可能。デパートや学校と、場所も選ばず、実はヒースロー空港にまで設置されているんです!

<下記インタビュー>

(記事内 The Millennials™️: TM, Pavegen: PVG 英語版を元に翻訳されています)

TM: 創設の経緯を教えてください。何がきっかけだったのですか?

PVG: 創設者のローレンス・ ケンバール=クックは、2009年に、気候変動をどうにかしたいと思いPavegenのアイディアを思いつきました。ラフボロー大学に在学中、彼はヨーロッパの大手エネルギー企業と共に、街灯に使用される電力を再生エネルギーに替えるべく選ばれました。ローレンスは、風力や太陽光を大都市での街灯に応用することが出来なかったため去らざるを得ませんでしたが、その時の研究で感銘を受けました。
その頃ローレンスはよくヴィクトリア駅を訪れていました。ヴィクトリア駅は毎年7500万人もの人が通行します。彼は、人々の動線を、公共ではない民営のエネルギー供給へと変換出来ないかと考えたのです。
そこから彼はPavegenの原型を開発しました。発電機を装備した長方形の装置です。ただ、未検証の装置だったので、その有用性を正当化出来る場所がありませんでした。結局、彼は無許可で建築現場にPavegenを埋め込むというリスキーな決断をしました。ローレンスは写真を撮り、インターネットで公開し、SNSで宣伝をしながら投資家を誘致するべく説得を試みました。それがうまくいったのです。

TM: 確かに使用されている技術は革新的ですね。しかし、開発にはかなり苦労したのではないですか?何か障害はありましたか?
PVG: 都会で機能する最先端技術をローンチするのはいつでも大変でした。アプリとは違って、 私たちは実体があり、複雑で、どんな状況でも機能するような、信頼性のある装置を開発しています。都会の道路は常に問題と向き合わせです。 極端な気候の変化や、様々な圧力・衝撃など。このような多様性をシステムに考慮して生産するのは大きなチャレンジでした。こんにち提供しているようなデザインに達するまではひたすら試行錯誤の繰り返しでした。最新のモデルは、設置を簡易にするためモジュール型となっています。このモジュールを使い、私たちは2017年、オクスフォード通り沿いに20平米の列をたったの2日間で設置することが出来ました。

TM: 最近では企業による個人情報の収集が問題となっています。Pavegenから収集されるデータはどのように使用されるのか教えていただけますか?
PVG: 通路そのものには弱力のBluetooth信号が埋め込まれていて、 個人の歩行情報を私たちのアプリに登録してくれます。このリアルタイムの歩行情報を情報分析と一緒に合体させると、人々が私たちのシステムとどのように関わり合っているかについての強力な見識を得ることが可能です。情報の保護は、私たちにとっては大変重要な課題です。そのため、私たちのアプリは許可制なのです。アプリに登録するとすぐに、 私たちがどのような情報を収集しているかを教えてくれる注意書きが表示されます。並びに、Pavegenは、人がBluetoothを付けて歩いている時にしか情報は収集しません。有用な情報を最大限得ると同時に、データをきちんと保護出来るようなやり方を私たちは開発しました。

TM: 世界中の他の都市にPavegenを設置する予定はありますか?
PVG: 私たちは30カ国で、200以上もの永続的な・実験的なプロジェクトを行いました。私たちのインスタレーションは、それを使う人々に対して高いエンゲージメントを創り出します。そしてメディアが私たちの進捗を追ってくれることにも感謝しています。2018年6月には、私たちは New West End社とロンドンのメリルボーン通りの再開発に携わります。他の確定済みプロジェクトにはイギリスとアメリカの学校や大学、タイ、中東諸国のショッピングセンター、交通結節点などが含まれます。

TM: 将来の目標はなんですか?
PVG: 増え続ける収益を利用し、私たちは自社製品の向上を行います。現在は、通路とその上を歩く人々についてのデータの提供強化や、 効率性の向上、また自社製品を使って通電可能なアプリケーションも増やす予定です。
自社チームも、著しく増大している需要に対応するため、そして長年掛けて築いたパートナーシップを有効利用するために成長しています。
私たちの焦点は、世界中の革新的な都市により多くの永続的なインスタレーションを届けることにあります。数週間・数カ月以内には、数々の面白いプロジェクトが予定されています。例えば、中東の重要な空港であったり、スーパーマーケットへの初めての設置であったり、ロンドンのウェストエンドへの永続的な設置プロジェクトなどです。
私たちは、最近グローバルエンジニアリングとITのリーダー的存在であるSiemens社と協議書を結びました。私たちの共同計画は、私たちのテクノロジーとSiemens社の未来都市計画を融合させることです。初めは、交通インフラと混合使用のプロジェクトに携わる予定ですが、忙しくなりそうです。

TM: ブランドとしてどんな風になっていきたいですか?
PVG: 私たちが、世界中の全ての都市に設置を行いたいと思います。私たちは、働きやすく住みやすいスマートな街づくりに向けて、自社製品の効率性を向上し、コストを下げ、新しい製品を創造し続けます。

TM: メッセージをください!
PVG: 気候変動から、どんどん拡大し続ける都市部まで、私たちは複雑な環境的・気候的な変動に晒されています。技術だけだと、都市はうまく効率的に機能しません。考え方を変えることが重要なのです。私たちのテクノロージーは、人々が持続可能型社会についての理解を深められるよう、また、便利な民営の電力を使えるように、直接クリーンエネルギーと関わることを可能にします。Pavegenの動的な作用と、豊かな情報量はスマートな都市を実現します。IoTなんて忘れましょう。私たちは、IoB、つまり人のインターネットを創造しているのです。


Pavegenについてもっと知りたい方は、英語版公式サイトへ

👞The Millennials™️ 👟


本記事は、Pavegen社からデータ利用の許可を得て製作されました。本記事で使用されたデータは全てPavegen社並びに The Millennials™️に帰属します。本記事で使用されている画像・内容の宣伝目的以外の無断転載・無断使用を固く禁止しております。
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