【Witty】セキュリティ専門家が語る恐るべき闇ウェブの世界「闇ウェブ」- 書評【Wednesday】

Advertisements

The Millennials™️でも、こちらの記事で紹介したダークウェブという世界。今回は、セキュリティ集団スプラウト著「闇ウェブ」のブックレビューをお送りします。

©︎株式会社スプラウト社・株式会社 文藝春秋

タイトル: 闇ウェブ
著: セキュリティ集団スプラウト
出版社: 株式会社文藝春秋
発行年: 2016
販売店: 全国/ オンラインの書店

Advertisements

書評

ダークウェブについての記事を書いていて、もっと情報はないものか…と探していて出会った1冊の本。シンプルなタイトルに、刺激的な帯。買わないわけがない、と思い購入して読み始めたら新たな世界が拓けました。

セキュリティ分野の精鋭が所属するスプラウト社が送るこちらの本では、主にダークウェブと呼ばれるインターネットの裏世界について述べられています。
読み終えた感想ですが、かなり勉強になりました。ネットワークやITの知識がないと とっつきにくいページもありましたが、そんなことは気にならないくらいに、インターネットの裏世界についての逸話は引き込まれるものがありました。セキュリティのプロじゃない限り、ここまで分かりやすく説明出来ないと思います。きっと、これ以上無理ってくらい噛み砕いて説明してくれたのでしょう。

構成は全5章。新書なだけあって、早い人は1日でスラスラ読み終わると思います。簡単に下記に内容と補足を紹介しようと思います。

序章: 「シルクロード」というダークウェブの違法サイト運営者が逮捕されたという導入から始まります。「シルクロード」は、2011年に創設された違法サイトでしたが、2013年に創設者兼運営者が逮捕されて閉鎖されました。その後、シルクロード2.0も創設されましたが、閉鎖。懲りずにシルクロード3.0も創設されました。現在はシルクロード3.1となっているらしく、閉鎖されず運営が続けられているみたいです。

本では、アシュレイ・マディソンのデータ流出事件も紹介されています。ちなみにアシュレイ・マディソンとは、既婚者向けの出会い系サービス。簡単に言えば不倫を目的としたウェブサイトです。今も運営されており、利用者も2000万人以上。なんと日本語でも利用可能。

1章:ここでダークウェブとは何か、の説明がされています。またネットワーク通信を匿名化するシステムやソフトウェアについても述べられています。更に、違法サイトで取引できる物やサービス、それの値段、支払いの仕方や取引の成立についての概要などが細かく書かれています。あくまで淡々と事実として、啓発のために述べられているのであり、決して悪用のためではありませんので、しつこいようですが、アクセスするなら自己責任で行ってくださいね。

2章: この章では、個人情報について詳しく記載されています。データブローカーや、お金になる個人情報についてなど、身近な所で自分の生活や健康の事などが売買されている事実に身の毛がよだちました。まぁ、今の時代全てがカネになります。仕方ない側面もありますが、知っているか知らないかで、自分の選択が変わります。

3章: ダークウェブへアクセスするソフトウェア、取引を支える仮想通貨について、サイバー攻撃代行サービスという恐ろしいサービスについても説明されています。知ってましたか?やろうと思えば、超安い値段でサーバーってダウンさせる事ができるんですよ?

4章: この章はネットワーク vs 捜査組織について。ダークウェブって元々アメリカ海軍が作ったシステムですが、現在ではオープンソースとして誰でも編集・改変可能です。
でも結局インターネットも、米軍が開発してその後一般的に普及したってされてるじゃないですか。なので、自分達が普通に使用しているサービスって元を辿ると、軍の技術だったりするのが多いのかもしれませんね。

5章: ここで序章で紹介されたシルクロードの運営者逮捕事件に戻ります。主に事件の概要を説明した章となります。

終章: 日本のサイバーセキュリティの現実が紹介されて、まとめ となります。本全体を通して日本の警視庁の対応も紹介されていますが、やはり匿名のネットワークを摘発するのは難しそうです。

各章の最後に参考文献が載っていることも、信用する理由になります。昨今フェイクニュースとか流行っていて何を信用していいか悩む所ですが、こちらの本はかなりの調査量の上に執筆されているので、信憑性も高いです。安心してください。
本の内容は政府関係者や業界関係者へのインタビュー、公式文献やデータを参考にし書かれています。

本自体は新書なので、通勤・通学のお供に最適。読みやすく、分かりやすく、ためになる1冊です。企業のセキュリティ担当者必見と記載がありますが、まさに、ネットリテラシーの低い日本では企業担当者から一般人の方まで、読んでほしい1冊です。


今の時代は逆に出来ない事なんかないんじゃないかってくらい、色々な事が安い値段で、知識がなくても出来るようになってしまいました。個人情報は、これからも良くも悪くもシェアされる時代になると思いますが、その波に乗るのか乗らないのかは個々人の選択次第だと思います。

ダークウェブだけに関して言えば、アクセスする必要は本当に皆無なので、興味本位でアクセスすべき所ではないかなと思います。自己責任でね!

📖The Millennials™️📖


本記事は、株式会社スプラウト社からデータ利用の許可を得て製作されました。本記事で使用されたデータは全て株式会社スプラウト社並びに The Millennials™️に帰属します。本記事で使用されている画像・内容の宣伝目的以外の無断転載・無断使用を固く禁止しております。
Advertisements
Advertisements

Leave Your Thoughts!

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.